1982-08-26 第96回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
いま野呂委員長からも明治鉱業の安川社長の話も出ました。このことを考えた場合に、これだけのものがあるとするならば、炭鉱労働者が三十二年、命を的に——私も坑内へ一年半入っていますけれども、命を的に働いた方がたった一千二百二十万あるいは一千四十万、これがパーになってしまう。これと、あなたは今日三十数億の評価査定がついておって、仮に三億七千万引いたとしても二十数億の余裕があるではないですか。
いま野呂委員長からも明治鉱業の安川社長の話も出ました。このことを考えた場合に、これだけのものがあるとするならば、炭鉱労働者が三十二年、命を的に——私も坑内へ一年半入っていますけれども、命を的に働いた方がたった一千二百二十万あるいは一千四十万、これがパーになってしまう。これと、あなたは今日三十数億の評価査定がついておって、仮に三億七千万引いたとしても二十数億の余裕があるではないですか。
さらに、私自身も明治炭鉱の場合の企業ぐるみ閉山をやったときの炭労の責任者として安川社長と一対一で話をして、最後にあの七十年間にわたった明治鉱業をつぶしました。私と二人で手を握り合って泣きながらあの炭鉱をつぶしたわけであります。そのときには安川さんは、私財を一切なげうつということを私に約束をして、なげうちました。そしてまた、専務も常務も一切全部なげうってそういうようなことをやりました。
前に通産大臣は、明治鉱業の安川社長が通産大臣を訪問されて、いわば非公式というか、そういう御相談があったということを本委員会で答弁をされているわけですが、その後公式に明治鉱業は労働組合に対して通告をし、そのことが地域経済においていろいろ波紋を描いているわけです。
私は、通産大臣におそらく安川社長が言われたのは、そういういま言った前段の分離ということを前提にして考えると、非常にむずかしい、政策に乗るかどうか、こういう問題もある。こういう点で悩んで通産大臣に言われたと思うのです。この点を直截に解決するような方向でその場合に検討してみる必要があるんではないか、こう思うわけです。二重買い上げさえしなければいいではないか。
○大平国務大臣 御指摘のように、明治鉱業の安川社長が私のところへ参りましたことは事実でございます。ただ山ぐるみ全部閉山したいというお申し出ではなかったのであります。
その第一点は、過般明治鉱業の安川社長が大平通産大臣を訪れて、明治鉱業としては企業ぐるみ新しい政策のもとで閉山をいたしたい、こういう安川社長の見解が通産大臣に披瀝されたと伝えられておるわけであります。
先般来、安川社長のお話を聞きますと、第一号炉は自分のところでやって、第二号炉も自分のところでやるようになった。しかし、その第二号炉を自分のところでやるようになったといういきさつは少しもわからない。どういうふうになってそうなったのか。それでは第三号炉からどうなるのか、これもあまりわからない。
先般の安川社長の話によりますと、原発の方でもいよいよ燃料契約をしなければならないということで、数日前から始まっておるということでございます。原子力委員会としては、この燃料契約について何らかの御方針がおありでしょうか、お示しを願いたい。
しかしながら、先ほど安川社長からお話しになっているように、安上がりにはなりそうもないという計算もございます。また、船で持っていく場合に、気候等の問題もございます。それに損害補償の問題もございます。
安川社長もお見えになっていられるので、安川さんにもお尋ねしたいと思うのです。この二号炉にしても、三号炉にしても、敷地の選定というようなことにはやはり原子力委員会とも十分打ち合わせが必要だと思う。今度の二号炉の問題が問題になっておりますが、こういう点緊密に、たとえば原子力委員会はそれについて承認を与えたかというような、はっきりした手続をとっておられるのでしょうか。
○杠政府委員 ただいま安川社長から、間違っておれば私から訂正するようにというお話がございましたが、大体の筋においては安川社長がお答えになった点は間違いないと思います。岡先生も御指摘のように、民有の方式を昨年の九月打ち出しております。これは委員会決定でございます。従いまして、発電会社が直接にお引き取り下さることは差しつかえないというように考えております。
それによりまして安川社長はヘッド・オブ・コントラクトを締結したものでございます。
○岡委員 今朝の新聞を拝見いたしましたところ、いよいよ日本原子力発電株式会社の安川社長と英国の原子力公社の総裁との間に、いわゆる燃料購入に関する基本的な仮契約が終結をしたと伝えられております。
これは、日本は原爆を受けた国で、最初の原爆を被爆した国民であって、福龍丸事件に至る三回の被爆ということで神経過敏になっているかもしれませんが、今一番問題になって、きょうも安川社長にいろいろ伺ったのは、安全性がどう確保されるかということです。そのことでいろいろと御考慮を願いたい。
○佐々木説明員 二番目の御質問でございますが、先ほど安川社長からお話がありました公聴会の件でございます。これは原子力発電に関しましては二つの規制がございまして、一つは原子炉等の規制法に基きまして、原子力委員会がその安全性、経済性等を審査の上結論を出しまして、その設置、設計あるいは運転等に対する許可を総理大臣に報告するわけでございます。
○神近委員 今、安川社長から、ごくあらましの御報告をいただきましたが、私は、日本で初めての原子力発電炉であり、そして、これが決定されまして以後、最近の情勢は世界的に非常に違ってきていると思うのです。
ところが、最近新聞なんかで見ると、原電の安川社長の御意見では、五円程度だと言っておられるわけです。一キロワット・アワーで五円か、四円二十銭か、四円七十五銭でおさめられるかということは、コストにおいて相当大きな差異が出てくるわけです。
○一本松参考人 これは気象だけには限りませんが、あらゆる問題につきまして、どうしても東海村ではいけないという結論が出れば、これはわれわれとしても、この東海村を改めるということは、安川社長がこの前も言明されましたし、私たちもさように考えております。しかし、今の気象の問題につきましてわれわれが考えており、また、考えますところでは、さようなことなしにいけるという見通しは持っております。
ただ、安川社長は非常に善意をもって、日本の原子力発電のためには非常な御賢明な御奔走をいただいておることには、実は若干の私としての批判はあるにしても、敬意を表しておるつもりであります。しかし、東海村に近い水戸市で行われた炉の安全性というみんなが非常な関心を持っておるテーマをとらえての公開討論会に、あなたの部下の人が発言の内容の打ち合せをする。